イスラエル軍の攻撃対象に 相次いで殺害される記者たち

マリアム・ダッカさん(7月2日 インスタグラムの投稿)
「食料が不足しているので、ガザの子供たちはほとんど栄養失調です。子どもたちの最も基本的な権利は食べることなのに」
イスラエルによる攻撃だけでなく、物資搬入の制限によって飢餓に苦しむ子どもたちを取材していたマリアムさん。
こうした報道が世界に発信されることによって、イスラエルへの国際的な非難が高まっていました。
そんななか、ガザの惨状を伝え続けるパレスチナ人の記者たちが相次いでイスラエル軍の攻撃対象となっているのです。
アルジャジーラによる報道(8月10日)
「アルジャジーラのジャーナリスト4人がイスラエルの攻撃で殺害されました」
8月10日には、インスタグラムで183万人のフォロワーを持つアルジャジーラの看板記者 アナス・シャリフさん(28)ら4人を殺害。

モハマッド・マンスール記者(2024年7月放送の映像)
「いま一番何が欲しい?」
男の子
「戦争が終わってほしい」
3月には、サンデーモーニングでも発信していたモハマッド・マンスールさんを殺害。
その弟のヌール・マンスールさん(22)は、兄の遺志を継いで記者活動を始めました。

ヌール・マンスール記者
「私たち記者はイスラエル軍の虐殺などを暴露しているため、標的にされていると感じる。我々を黙らせ、事実も封じようとしている」