最初の攻撃の後、救助隊やメディアが集まったところに、時間差で2回目の攻撃を加え、被害を拡大させる『ダブルタップ』戦術。イスラエル軍にはどんな意図があったのでしょうか。

女性記者殺害 国連で涙の訴え

8月27日、ガザ情勢を協議する国連安保理会合。

アルジェリア・ベンジャマ国連大使
「彼女が“武器”を持っていたとすれば...それはカメラです」

イスラエルの攻撃を非難するアルジェリアの大使がおもむろに取り出した写真。ガザのがれきの中に立つ女性は、イスラエル軍に殺害された記者です。

この女性記者が、一人息子(13)に宛てたメッセージが読み上げられました。

マリアム・ダッカ記者​が息子に宛てたメッセージ
「(私が死んでも)どうか泣かないで。あなたが大きくなり、結婚して、娘が生まれたら、私にちなんで『マリアム』と名付けてください」

女性記者 マリアム・ダッカさん(33)が死亡した8月25日の攻撃は、異様なものでした。