クマ・倒木…「大きな問題になる可能性もある」

「ナラ枯れ」は山林などで一度、広範囲に広がったあとは、防除することが難しいとされています。そして、自然界の植生が大きく変わると、さらなる弊害が出ることも懸念されます。

日本樹木医会青森県支部 木村公樹 支部長
「秋にドングリの実がならなくなると、クマのえさがなくなる。秋に冬眠を控えたクマがえさがないと街に出てきてしまう。(放置すると)枝が枯れて落ちてきます。5年くらいして根っこから倒れ、線路に倒れると電車が止まる。道路に倒れると車にぶつかり事故を起こす。そのような大きな問題になる可能性もある」

県は、これまでも「ナラ枯れ」に様々な対策を講じていますが、気候の変化なども合わさりその対応が追いつかないほど被害が広がり続けているのが現実です。
