「つまようじが刺さる大きさ」木に『カシノナガキクイムシ』入った跡…

須崎蓮 記者
「青森市中心部の公園です。青々とした木の中にあるこちらのミズナラ。葉は枯れ、枝が落下する恐れがあるとして、付近は立ち入ることができなくなっています」

被害状況を日本樹木医会青森県支部の木村公樹 支部長に調査してもらったところ、『カシノナガキクイムシ』が木に入った跡が確認できました。

日本樹木医会青森県支部 木村公樹 支部長
「カシノナガキクイムシが入った穴は、つまようじが刺さる大きさ。根元に木の粉『フラス』がたくさんあります。これは、一つ一つの穴からムシのオスが排出して、外にこぼれている」

「ナラ枯れ」が県内で初めて確認されたのは2010年で、一度は終息したとされています。ただ、2017年以降、急激に増加していて、2024年7月から1年間の昨シーズンは6万本を超し、過去最悪となっています。

それに伴い、被害が確認された市町村も増えていて、昨シーズンは21市町村に拡大。前の年から13市町村も増えました。