日本ハム戦のモイネロがエグい!

今年の日本ハム戦、特筆すべきは、リーグトップの驚異的な防御率1.07、モイネロの投球内容だ。ここまで7試合投げて4勝負けなし。対戦防御率も0.87とほとんど点を取られていない。前回の対戦、24日の試合では、8回を見事0点に抑え、相手打線を寄せ付けなかった。試合はサヨナラ負けとなったものの、日本ハム打線が依然としてモイネロを攻略しきれていないという事実は残った。

残り3試合ともモイネロ先発?

そんな無双状態の投手を、ライバルにぶつけない手はないのではないか?通常であれば連戦で組まれるはずの試合が、今年に限っては見事にバラけているのだから、こうなったら、残り3試合全てにモイネロを投入する必勝ローテを組むことが十分に考えられる。まず、9日に中6日の登板を予想する。その次は中8日で18日、次の週は中5日で仙台での楽天戦に投げ、さらに中5日で30日の福岡での日本ハム最終戦、これが大胆な予想プランだ。

相手も考えることは同じ?

一方で、ここまでのモイネロ先発の試合に日本ハムが先発に立てているのは、7試合中5試合でエースの伊藤。前回は伊藤が9回無失点の気迫の投球でホークスのマジック点灯を阻止した。今季のモイネロ相手に太刀打ちできるのは、エースの伊藤だという考え方も日本ハム側からすると成り立つ。すると、同じ24日の直接対決で投げ合った伊藤を、全く同じように残りの3試合にぶつけてくる可能性も、これまた十分に考えられる。

ここまで両者の対戦は、ホークスの12勝、日本ハムの10勝とほぼ互角の戦い。残りの直接対決3試合が、パ・リーグ優勝の行方を左右する重要な戦いとなることは言うまでもない。どう決着するのか、最後まで目が離せない。