契約した企業の従業員が専属助産師に相談できるサービスも

 こうした中、妊娠から産後までのママをサポートする新しい動きも出てきています。大阪市都島区にある会社「With Midwife」が立ち上げた顧問助産師サービス「The CARE」。契約を結んだ企業の従業員は、専属の助産師に健康や人間関係などを匿名で何度でもメールなどで相談できるというもので、中には「死にたい」などの切実なメッセージも。
 (With Midwife 岸畑聖月CEO)
 「『自殺したくなります』などのSOSが届く。そこで救える命があるということを実感すると、やっぱりこの事業ってもっと大きくしていろんな人に届けていかないといけないし、助産師に『助けてください』と言える存在が身近にある社会を作らないといけないなと思いました」
 さらにこのサービスでは、妊娠から復職までの間、オンラインや対面で顧問助産師に育児相談をすることも可能です。
 【対面で顧問助産師に相談する様子】
 (サービスを利用する鎌田麻希さん)「安全対策は?」
 (顧問助産師)「植物とかくらいですかね。ここも意外とぶつけたりごんっていったりするので、ここにホームセンターとかでクッション材が売っています。ここに貼り付けられる」
 (「The CARE」を導入している日本新薬グループ 鎌田麻希さん)
 「妊娠中・出産時・産後とずっと継続して同じ方に相談できるので安心して何でも聞けるなと」