コロナ禍で産後うつ状態の女性が増加傾向

 出産した女性の1割がなると言われる産後うつですが、今年4月に発表された神奈川県立保健福祉大学の調査によりますと、コロナ禍で出産・育児を経験した産後1年以内の女性の約3割が産後うつ状態にあり、コロナ前と比べて増加傾向にあることがわかりました。

 また今年3月に実施されたカラダノートの調査では、妊産婦の不安要因として「ママ友と交流ができない(45.5%)」「公共機関の出産育児サポートが受けられない(41.0%)」という結果も出ていて、コロナ禍での孤立化が懸念されています。

 林さんのもとにも深刻な悩みを抱えたママが訪れることは少なくありません。

 (りんご助産院 林美佐子さん)
 「コロナ禍じゃなかったらこうはなっていなかっただろうなというケースとかもやっぱりあります。涙流してしんどかったとかわからなくて不安だったとか、そういうことを言われるママも多いです」