料理の食感を表すワードとしてよく耳にする“ふわとろ”。これが今、「飲める」に置き換わりつつあります。一体なぜ?
行列ラーメン店の「飲める親子丼」
東京・御徒町にある『らーめん 鴨to葱』。
鴨肉・葱・水だけのダシであっさりとした「鴨らーめん」(1080円)が人気で、ピーク時には店舗周りを取り囲む大行列ができるほど。

そしてもう1つ、“4人に1人が頼む”人気メニューがお重入りの【飲める親子丼】(420円)です。

THE TIME,マーケティング部 新名真愛部員:
「ジュルジュルジュルって吸い込むような感じ。美味しい!」
鴨肉やタマネギなどを細かくカットし出汁や割り下などで煮たら、溶き卵を投入。ここが「飲める親子丼」の最大のポイント。

店長・天土真康さん:
「火を入れなさすぎても卵かけご飯みたいになっちゃうので、10秒で下側だけ薄く固めて作る。お椀だと柔らかすぎてこぼれてしまうので、お重に変更した」
究極の“飲める”を追求し辿り着いたのが「卵の火入れ約10秒」。飲めるほどとろとろのままご飯の上に流しかけるのです。

女性客:
「珍しいので頼んじゃった。飲み物でした」
男性客:
「飲めた。すごく食べやすくて美味しかった」
大行列の先に「新感覚タコス」
行列ができる人気店『BLUE ENTRANCE KITCHEN』(東京・中目黒)にあるのは【飲めるタコス】。
トルティーヤにトロトロのほぐし肉がたっぷり入った「WAGYUチーズビリア」(1500円)は、スープにどっぷり浸すと“飲める”タコスに。

実際に食べた客からは、「そんなに咀嚼いらない」「実際飲めるわと思った」「うまい。これがタコスか」など、これまでにないタコスに驚きの声が上がります。