7月に行われた参議院選挙で、公務員の地位を利用して特定の候補者への投票を呼びかけた疑いで、福島県国見町の公立藤田総合病院の看護部長が、書類送検されていたことが分かりました。
公職選挙法違反の疑いで書類送検されたのは、国見町の公立藤田総合病院の看護部長の女性(59)です。
捜査関係者によりますと、看護部長は7月の参院選で、特定の候補者への投票を呼びかける文書を作り、直接職員らに見せたり、院内に貼り出したりした疑いが持たれています。看護部長は警察の調べに対し、「比例代表と選挙区それぞれで特定の候補者へ投票を呼びかけた」と容疑を認めているということです。
捜査関係者によりますと、看護部長は、少なくとも200人の部下の職員らに対して投票を呼びかけていたとみられ、警察は、福島地検に起訴を求める「厳重処分」の意見を付けて19日に書類送検したということです。

 
   
  













