鹿児島市与次郎の鹿児島サンロイヤルホテルが鹿児島市住吉町への移転を目指す中、下鶴隆央市長はきょう28日の定例会見で、ホテル側が提案した計画について有望だとの認識を示しました。

鹿児島市与次郎の鹿児島サンロイヤルホテルは県が所有する鹿児島市住吉町15番街区への移転を目指していて、ホテルを経営する鹿児島国際観光は、国際会議にも使える宴会場=バンケットなどを備えた9階建てのホテルを建設することを提案しています。
下鶴市長は会見で住吉町15番街区を利活用する「事業者が決まるまでの状況を注視する」と述べる一方、ホテル側が示した計画について「交流人口の増加にもつながる」と評価しました。
(鹿児島市 下鶴隆央市長)「中央駅から天文館、本港区に至る中心市街地での回遊性向上、歩いて楽しめるまちづくりを進めている。バンケットを備えたホテルが整備されることは中心市街地の回遊性向上をもたらし、非常に有望」
また、鹿児島市は「まちなか」へのサッカースタジアム整備を掲げていて、塩田知事は先日、サンロイヤルホテルが移転した場合、跡地は「まちなかになる」との認識を示しました。
これについて下鶴市長は…

(鹿児島市 下鶴隆央市長)「一般的にみて例えば今、Jリーグのいろいろなスタジアムがある。全国を比べれば十二分にまちなかにあたるだろうと考えている」
塩田知事と同様、サンロイヤルホテルの跡地は「まちなかにあたる」と述べ、県と連携して引き続き、候補地の選定を進める考えを示しました。