「学校に行けない、行きたくない」と感じているあなたに伝えたいことがあります。「不登校の日々は無駄じゃなかった」陽生さん。「そんなに頑張らなくていい」ふたばさん。「新しい友達ゼロでも“推し”がいれば」ゆななんさん。
3人が考え、自ら選んだ“自分の生き方”とは。
「頑張りすぎた」大好きだった学校がつらい場所に
最上ふたばさん(仮名・16)
「小学校の時は体育が大好きだったんで、ずっと外で遊んでるような子どもですね。先生も好きだったんで、大好きでした、学校は。全く想像してなくて、学校行かないなんて選択肢ないから」
最上ふたばさんは中学1年の途中から、学校にほとんど行けなくなりました。

ふたばさん(仮名・16)
「これは中学3年生の時なんですけど、68日中、休んだ日が66日。1学期も2学期も同じように休んでる感じ」
自分から積極的に勉強し、部活では県大会2位 。しかし、学校はつらい場所でした。

ふたばさん(仮名・16)
「テニスはゲーム制なんですけど、1ゲーム取られただけで怒られて、すごく厳しかったです。それが割ときつめの言葉で、行くたびに絶対に怒られる、先生に。1年生の中でもよく試合に出させてもらっていたので、失敗しちゃいけない、 とにかく頑張らないとって。勉強も両立しないといけないって頑張りすぎちゃったところもあって、ご飯が食べられなくなってどんどん痩せて、(中学1年の)3学期から入院して」
13キロ痩せた。診断は摂食障害。退院後は、ギターを弾いたり、テレビドラマを見たりしました。頑張るのは当たり前だから…誰かに相談しようと思わなかった。
中学3年の時、教室に戻ったけど、クラスメイトは知らない子ばかり。また学校に行けなくなった。

ふたばさん(仮名・16)
「高校生になれるのか、不安が一番大きかった。自分の場合は、『授業へ参加してないため評価できません』って通知表。家で勉強やろうと思ったけど、教えてくれる先生がいないので、どんどん遅れちゃってこんなんで大丈夫かなって」
ふたばさんは、 この春「通信制高校」に進学。オンラインで勉強し、レポート提出などで単位が得られます。これに加え、 通信制高校の生徒を支えるサポート校にも入学し、中学の勉強を学び直しています。

ふたばさん(仮名・16)
「このまま高校行って大丈夫かな…と、自分も思ってたけど、サポートする学校があるから全然悩む必要は無いと思います。学校に無理して行くと、状態が悪くなることもあるから、そんな頑張らなくていいと思います」














