犯行計画や性的嗜好に関する証拠を捜査

ーーー8月27日朝、谷本容疑者が勤めていた東京都内の社員寮で家宅捜索が行われましたが、どのようなことを調べているのでしょうか?

 (亀井正貴弁護士)「犯行の客観的状況は防犯カメラ等の物的証拠で抑えられるのであまり意味がありません。大事なのは犯行動機。何を目的としたか、何を考えていたかという計画の内容です。

 事件の筋からしたら捜査機関はおそらく性的欲望と関係すると考えます。そうなるとネットなどで性的な動画などを検索していないかどうか、LINE・メールで関係者とやり取りをしていないか、場合によっては余罪があるかもしれないので日誌やメモで書いてないかなどを調べます。

 犯行計画で言うと、どこまで事件の筋書き・展開などを考えていたのかを示すような物的証拠などを調べていると考えられます」