沖縄県内の最低賃金改正に向けて審議する最低賃金審議会は26日、現在の最低賃金を71円引き上げて1023円とする答申を行いました。引き上げ額は過去最大で、今年12月から適用される見込みです。
最低賃金審議会は使用者と労働者双方の代表や有識者で構成されるもので、向こう1年間の最低時給について専門部会を開いて審議してきました。
26日に開かれた審議会では、使用者側が現行の952円から65円引き上げた1017円、労働者側が71円引き上げた1023円を主張していましたが、最終的には1023円とする改正額を賛成多数で可決し、答申しました。
過去最大の引き上げ額となった一方で、使用者側の準備期間を考慮して、新しい最低賃金の発効予定日を通常よりも引き延ばした12月1日としています。
また答申では国に対して、賃上げの原資確保のため、適切に価格転嫁できる取り組みの強化を求めています。
 
   
  













