常習的、組織的として懲役1年と罰金を求刑

一方、検察側の質問に対して河野被告は「儲かると思ったから」と店を始めたきっかけを語りました。

~検察側からの質問~

Q.宮崎被告と店を始めたきっかけは何ですか?
河野被告「僕がメンズエステをやるって言って誘いました。儲かると思ったからです」

Q.売り上げは3億5000万円以上だったということですが、あなたにはいくら入っていたんですか?
河野被告「カードの売り上げは受け取っていないので。5000万、6000万円くらいだと思います」

Q.利益はどこへ充てていたんですか?
河野被告「生活費です」

Q.一番利益を上げたのはだれですか?
河野被告「僕だと思います」

Q.性的サービスが行われていたことは知らなかったと話していましたが、やっているかもしれないとすら思っていませんでしたか?
河野被告「女の子が何か(性的サービス)をしたとしても、店としては受け取っていないです。好き好んでやる子はいないでしょと思っていました」

Q.(HP掲載用に)「AVみたいなアングルで撮っておいて」と言ったのですよね?
河野被告「ニュアンスとしてそんな感じで作ってみたらと言いました」

Q.なんで「AVみたい」と言ったんですか?
河野被告「理由はないです。AV女優ではないのでニュアンスとして伝えただけです」

Q.(女性従業員の水着姿や下着姿などの)露出や性的なイメージを持たれてもよかったのですか?
河野被告「それはそれで良いと思っていました」

これらのやり取りを踏まえ、検察側は常習的かつ組織的な犯行として、懲役1年と罰金100万円を求刑。弁護側は「すでに100日以上の拘留が続いており、再犯可能性は低い」として罰金刑が相当だと主張しました。

河野被告への判決の言い渡しは9月11日です。8月28日には、店長だった宮崎被告の初公判が行われます。