東北新幹線が走行中に緊急ブレーキが作動し、一時運転を見合わせたトラブルで、JR東日本は、電気回路を切り替える装置に誤作動があったと明らかにしました。

この問題は、日曜日だった今月24日、東北新幹線の「E5系」が大宮ー小山間を走行中に緊急ブレーキが作動し、東京ー盛岡間の上下線でおよそ3時間にわたって運転を見合わせたものです。

きょう、JR東日本は緊急ブレーキが作動した原因について調査状況を公表し、電気回路を切り替える装置に誤作動があったと明らかにしました。

通常、東北新幹線などは、単独で運転している場合と、他の新幹線と連結して運転する場合で、電気回路を使い分けています。

今回、単独で運転していたE5系の回路を切り替える装置が、何らかの理由で連結して運転する場合の電気回路に切り替える、誤作動を起こしてしまったということです。

この回路の異常を車両が検知し、自動で緊急ブレーキが作動したとしています。

誤作動が起きた車両は前日に検査を行っていて、その際に異常は見つからなかったということで、JR東日本は、装置が誤作動を起こした原因を調べるとしています。