競争が激化する美容医療 SNS発信に注力する医師も

 ただ、直美の医師が急増するなかで、業界内での生き残りをかけた競争は激化しています。現在、東京で2つの美容クリニックを経営している辻大成さん(38)。

 (Tokyo Tensei Clinic 辻大成統括院長)「できるクリニックの数だけ畳むクリニックもたくさんある。友達のクリニックが潰れちゃったというのはよくある話なので」
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 「新たな施術は全て自分の身体で試す」という辻さんがいま、特に力を入れているのが、SNSでの発信です。

 (SNSで発信する辻統括院長)「僕も骨切りやっていますが、すでにここの神経が死んで、感覚がまったくありません。たらこパスタとかを食べると口の下がプラネタリウムみたいになってしまったり」

 自身の経験も交えながら連日、投稿しています。

 (辻大成統括院長)「どこを見てお客様が『このドクターにしたい』って思うかというと、先生の人となりだったりしゃべっている雰囲気だったり」

 インスタグラムのフォロワー数は20万人を突破。来院する人のうち95%がSNSを見てやってくるといいます。

 (辻大成統括院長)「僕は美容を選んでよかったと思っています。先生のおかげで前向きに生きられるようになった、ありがとうと言われるだけで涙が出るほどうれしい。美容医療の見方や価値観が少しでも変わればうれしいと思います」