8月6日、高速道路の料金所の職員が、高齢の男性が高速道路の中に歩いて立ち入ろうとしているのを見つけて保護しました。男性は「家に帰ろうと思った」と話していたということです。
高齢の男性を保護したのは、高速道路の運営業務を行うネクスコ・トール東北の齋藤健太さんと、中林將剛さんで、黒石警察署から感謝状を贈られました。
2人は8月6日午後10時過ぎ、東北自動車道の黒石ICで高速道路に歩いて立ち入ろうとした高齢男性を保護しました。
最初に男性を発見したのは事務所の中で、モニターを監視していた齋藤さんでした。
ネクスコ・トール東北 齋藤健太さん
「あの中から監視をしていて、この通りを老人が歩いていた。何かわからないものが横切ったと思ったが、まさか人だとは思わなかった」
齋藤さんから状況を伝えられた中林さんは、すぐさま、あとを追って男性を無事、保護しました。
男性が保護されたのは道路の手前で、高速道路から下りてきた車にはねられてもおかしくない場所でした。
中林さんが男性に事情を聴いたところ、男性は迷い込んでいたことがわかりました。
ネクスコ・トール東北 中林將剛さん
「ご本人は『家に帰ろうと思っていた』と言っていた」
県警によりますと、県内の高速道路と自動車専用道路に歩行者や自転車などが立ち入ったケースは20件あり、目撃した場合は110番通報するよう求めています。