バスを使った運行方式、BRT方式への転換に向けた動きです。

2年前の大雨災害で運休が続くJR美祢線(山口県)の鉄道での復旧を断念した利用促進協議会は、法に基づく協議会を設置後、今年度いっぱいで解散することになりました。

22日、長門市で開かれたJR美祢線利用促進協議会の臨時総会で示されました。

臨時総会では8月7日、美祢、山陽小野田、長門の3市の市長と知事が協議し、BRT方式での復旧を決めたことが報告されました。

BRT方式は、軌道の一部を専用道として利用するなど、速達性を重視してバスを運行するものです。

JR西日本は、鉄道のときよりも便数を1.5倍に増やすなど利便性を向上させるとしています。

今後は法律に基づく新たな協議会を設置し、運行計画やBRT化に向けたJRと自治体の整備費用の負担割合などが話し合われることになります。

JR美祢線利用促進協議会会長 篠田洋司 美祢市長
「感慨深いものもありますし一抹の寂しさも感じているところです。ただ、次のステップで住民の方に夢とか希望とか、そして、よかったというふうに言ってもらえるように努力し続けなければならないというふうに思います」

利用客が落ち込み、イベントの企画などで美祢線を守ろうと力を注いできた協議会は、2026年3月で役目を終えることになります。