台風12号から変わった熱帯低気圧が22日は日向灘付近をゆっくり北東に進んでいます。また、中国東北部には前線を伴った低気圧があり、東北東に進んでいます。一方で日本の東と南の高気圧が日本を覆い、全国的に晴れて気温が上昇しています。西日本から東日本では猛暑日となっている所があります。
熱帯低気圧による大雨に警戒
気象庁によりますと、台風12号から変わった熱帯低気圧は22日、日向灘付近をゆっくりと北東に進んでいます。
この熱帯低気圧周辺では、激しい雨が観測されており、鹿児島県では土砂災害警戒情報が発表されている地域があります。
熱帯低気圧は23日朝にかけて四国の南を東へ進み、23日夜には不明瞭化する見込みです。熱帯低気圧周辺に流れ込む下層の暖かく湿った空気や日中の地上昇温の影響で、大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴い激しい雨の降る所があります。
九州南部では22日は土砂災害に厳重な警戒が必要です。西日本と奄美地方では23日にかけて、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒が必要です。また、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。
