2025年の夏の厳しい暑さと雨不足が、野菜の入荷状況や価格に影響を与えています。特にネギが大幅値上がりし、消費者の家計を直撃しそうです。
高値傾向の野菜が増加
仙台市中央卸売市場が火曜日に発表したデータによると、干ばつなどの影響で入荷が少なくなり、高値傾向になっている野菜があります。

特に値上がりしているのは以下の野菜です:
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青森・北海道産の大根
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岩手・長野産のレタス(長野産は7月のひょうによる被害)
ネギが特に高騰
中でも目立つのが宮城産や茨城産のネギの価格上昇です。細長い葉物野菜のネギは、暑さに特に弱く、45本単位のネギは、2週間前と比較して1500円も価格が上昇してしまい、消費者の負担が増しています。

安定価格の野菜も
一方で、すべての野菜が値上がりしているわけではありません。以下の野菜は順調に入荷が進み、価格は横ばいか、むしろ安くなっている傾向にあります:
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にんじん
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キャベツ
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なす
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ピーマン
今後の見通しは厳しい
21日発表された1ヶ月予報によると、この先も全国的に気温は高い状態が続く見込みです。

降水量については地域差があり、北海道では平年より多くなるものの、関東以西では平年よりも少ない傾向が予想されています。この天候状況では、引き続き野菜の生育に影響が出る可能性があります。

特に関東から西の産地では、今後も日照りなどの影響を受けやすい状況が続きそうで、野菜価格の動向に注意が必要です。