今月、山形県米沢市で車と自転車が出合い頭に衝突し、中学生が意識不明になった事故などを受け、きょう、警察らが現場の状況を確認しました。
今回の現場は見通しが悪く、出合い頭の事故が起きやすい状況だったということです。

きょうは米沢市の事故の現場に警察官や安全協会、教育委員会の関係者など11人が集まりました。
米沢市塩井町の十字路交差点では今月8日、車と自転車が出合い頭に衝突し、自転車に乗っていた12歳の男子中学生が頭などを強く打って意識不明の重体となっています。
きょうの現場点検で、事故現場の交差点は、周囲の草が伸び見通しが悪い状況になっていることがわかりました。
また、十字路が窪地になり、自転車や車もスピードが出やすく出合い頭の事故が起きやすい構造になっていたということです。

点検をした関係者からは、路面の標示で注意を呼びかける案や、歩道にポールを設置して自転車が一時停止するように促す案などが出されました。

米沢警察署 林武幸 交通課長「今後加えて検討を要するところもありますが、対策できるところからスピード感を持って実施して再発防止に努めたい」
きょうは、車同士の衝突事後が起きた交差点の点検も行われ、警察などは結果をもとに注意啓発を行っていくとしています。
