なぜいま新型コロナが拡大?

伊藤院長は感染拡大の背景には以下のことが考えられるといいます。
▼猛暑のため締め切った部屋で生活(換気が不足)
▼夏休みで人の移動が活発化
▼酷暑でマスク着用が困難
▼暑さ続きで免疫力が低下
恵俊彰:
特効薬となる薬はあるんですか?
伊藤博道院長:
特効薬とは言えないんですけども、例えば重症化を予防する海外の薬と、国内のゾコーバなど症状を改善する、ウイルスを減らすという薬はあります。
ただ全ての人に使うべき薬ではなく、少なくとも妊婦さん・授乳している人は厳禁ですし、12歳以上という縛りがある。それから飲み合わせの悪い薬が30~40種類以上あります。
重症化予防の薬は重症化リスクが複数ある人など条件がありますし、発症してから3日以内など発症からの日数の制限もあるので、こういったものをクリアして費用も勘案して出すことになります。
まだインフルエンザのように大多数の人に出す標準的なウイルス減少のための治療薬という位置づけではないんですけれども、有効性はある程度期待できます。
コメンテーター 小林よしひさ:
拡大させないということもありますので、基本的なマスクや手洗い・うがいも、今一度気持ちを戻してやっていくことが大事なのかなと思いますね。
コメンテーター 井上咲楽:
喉が痛いとか、ガラガラしてるのってエアコンのせいかもって思っちゃいますよね。
伊藤博道院長:
受診のタイミングがやっぱり大事で、例えば刺すような強い喉の痛みが出てくるとか、強い倦怠感や関節痛が出てきて、そこから半日から1日ぐらいしたところで受診していただくと検査で素早く診断ができ、治療薬の選択肢も提示できます。
もし重症でなければ、症状から半日から1日ぐらいしたところで受診がいいですし、とにかく体調が悪くてもうこれはつらいというときは時期に構わず受診してもらった方がいいです。
(ひるおび 2025年8月21日放送より)