元高校球児が運営「もっと試合の機会を増やしたい」

 サマーキャンプを運営する団体の代表・阪長友仁さん(44)は元高校球児。新潟明訓高校で甲子園出場経験があり、東京六大学の立教大で主将を務めた、いわば野球エリートです。阪長さんは青年海外協力隊として訪れたドミニカ共和国で、子どもたちが試合をする回数が日本の高校生に比べて圧倒的に多いことに衝撃を受けたといいます。

 (阪長友仁さん)「日本はトーナメント制の大会が夏にかけてありますと。3600校が参加しますと言っても、1800校は1試合しかしてない。負けたら終わり。たった1回負けただけでプレーの機会がないというのは、その選手のことを考えたら損失だと思っています」

 「日本でももっと試合ができる機会を増やしたい」そこで去年始めたのがLIGAサマーキャンプ。10日間、勝敗に関わらずリーグ戦形式で思いっきり戦える取り組みです。