コップ1杯の水を「2時間に1回」「就寝前に」

 残暑を乗り切るために、どのくらい水分をとればいいのか?体の大きさにもよりますが、成人が1日に必要な水分量は「男性3リットル」「女性で約2.5リットル」だということです。ただし、しっかり食事をとっていれば必要量の半分を摂取できるため、実際に飲む量は「男性約1.5リットル」「女性約1.25リットル」で十分だそうです。よく汗をかく人は、その分を追加で飲むようにしてください。

 谷口医師によると、「朝起きた瞬間は誰もが脱水の状態」になっているそうです。頭がボーッとしたり、ぼんやりするのは脱水症状の1つ。特に高齢者は、もともと水分量が減っている上、喉の渇きに気づきにくいため、意識的に水を飲む必要があります。また、薬を飲んでいる人も、脱水で薬が“効きすぎる”おそれがあるため、注意が必要です。ただし、利尿剤を服用中の人は主治医と相談するようにしてください。

 水分補給のタイミングは一般的に「2時間に1回・コップ1杯」「就寝前にコップ1杯」が良いとされています。