19日からの大雨で青森県十和田市休屋で平年の8月1か月分を超える記録的大雨となるなど、各地でまとまった雨が降りました。大雨のピークは超えましたが、引き続き土砂災害などに注意が必要です。

県内では大雨警報が一時、18市町村に出され、20日夜~21日未明にかけて強い雨が降るところがありました。

須崎蓮 記者
「午後11時前の青森市です。声がかき消されるほど強い雨が降っています」

午前5時までの48時間降水量は、十和田市休屋で294.5ミリと、観測史上最大となり平年の8月1か月分を大きく上回りました。

このほか、東通村小田野沢や三戸、新郷村などで100ミリを超えています。

気象台によりますと、大雨のピークは越え県内に出されていた「避難指示」と「土砂災害警戒情報」は全て解除されました。

避難指示の対象は4つの市と町で、約5000世帯、1万1000人以上に出されたものの実際に避難したのは67人にとどまりました。

県によりますと、これまでに人的被害は確認されていませんが建物の浸水のほか、十和田市などで土砂崩れが起きています。

気象台は、これまでに降った雨の影響で地盤の緩んでいるところがあるため、引き続き土砂災害への注意を呼び掛けています。