特別警報も出た記録的な大雨による被害状況をドローンで調査するため、大分県の佐伯河川国道事務所の職員が熊本県宇城市に派遣されました。
20日、佐伯河川国道事務所の竹田維持出張所では、熊本県に向けた緊急災害対策派遣隊の出発式が行われました。

九州では8月7日から記録的な大雨となり、熊本県内では住宅への浸水や土砂災害が発生し、犠牲者も出ています。被災した河川や道路のうち、立ち入りが難しい危険箇所の状況をドローンで調査するため、県内から職員1人が派遣されます。
(佐伯河川国道事務所竹田維持出張所・白肌和也専門調査官)「災害の規模が大きいと人が入れないところが多くあるので、今回ドローンを使って調査することで早い復旧につなげていければと思う」

8月10日からの大雨で、県内ではこれまでに農業施設や土木施設合わせて203件、およそ17億円の被害が出ています。