「古いコメを食べて新しいコメは備蓄」という“ねじれ”も?備蓄米が販売継続へ

備蓄米については、今後どうなるのか?現在の備蓄米の放出状況は次の通り。
▼買い戻し条件付き:24年産、23年産(古米)⇒計31万t売り渡し済み
▼随意契約
・22年産(古古米)20万t + 21年産(古古古米)20万t
⇒契約確定数:約30万t
販売:10万7000t
キャンセル:2万9000t
・20年産(古古古古米)10万t⇒未放出
このうち随意契約の備蓄米について、政府が8月末までとしていた販売期限を延長する方針を固めたことがわかりました。折笠氏は「期限を延長すれば販売できるのではないか」と見ています。
また、9月以降も備蓄米を販売継続するメリットとして、「安価なコメが9月以降も選択肢として残る」という点を指摘。一方、デメリットとしては、「新米より備蓄米が先に売れて新米が余る可能性」、つまり「古いコメを食べて新しいコメを備蓄する」という“ねじれ”を挙げています。














