大雨と雷及び突風に関する北海道地方気象情報　第4号
2025年08月19日16時00分　札幌管区気象台発表

日本海側南部と太平洋側西部では、あと３時間程度は大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒し、１９日夜遅くにかけて警戒してください。

［気象概況］
北海道地方は、２０日にかけて低気圧や前線を含む気圧の谷の中で、低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の非常に不安定な状態が続く見込みです。

［雨の実況］
１９日００時から１９日１５時３０分までの最大１時間降水量（アメダスによる速報値）
　　木古内　　　　６８．５ミリ　（１９日１１時３９分）
　　乙部町潮見　　６１．０ミリ　（１９日１０時１０分）
　　上ノ国町石崎　５８．０ミリ　（１９日１０時４９分）
　　函館市戸井泊　５５．５ミリ　（１９日１２時１４分）
１９日００時から１９日１５時３０分までの最大２４時間降水量（アメダスによる速報値）
　　乙部町潮見　１６８．５ミリ　（１９日１５時００分）

［雨の予想］
１９日に予想される１時間降水量は多い所で、
　　日本海側北部　２０ミリ
　　日本海側南部　３０ミリ
　　太平洋側西部　３０ミリ
２０日に予想される１時間降水量は多い所で、
　　日本海側北部　　　　４０ミリ
　　日本海側南部　　　　２５ミリ
　　太平洋側西部　　　　２０ミリ
　　オホーツク海側北部　４０ミリ
　　オホーツク海側南部　２０ミリ
１９日１８時から２０日１８時までに予想される２４時間降水量は多い所で、
　　日本海側北部　　　　８０ミリ
　　日本海側南部　　　　８０ミリ
　　太平洋側西部　　　　８０ミリ
　　オホーツク海側北部　８０ミリ
　　オホーツク海側南部　５０ミリ

［防災事項］
　北海道地方では、これまでの大雨で地盤の緩んでいる所や増水している河川があります。日本海側南部と太平洋側西部では、あと３時間程度は大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒し、１９日夜遅くにかけて警戒してください。
　２０日は再び日本海側北部を中心に雷を伴った激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。北海道地方では、引き続き２０日夜遅くにかけて、大雨による土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に十分注意してください。雨雲の発達の程度によっては、警報級の大雨となる地域や期間が拡大するおそれがあります。
　北海道地方では、引き続き２０日夜遅くにかけて、竜巻などの激しい突風や落雷、ひょうのおそれがあります。屋外での活動や農作物の管理などに注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、頑丈な建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。

［補足事項］
今後発表する防災気象情報に留意してください。
次の「北海道地方気象情報」は、２０日５時頃に発表する予定です。