プロテインクライシスを救う「培養肉」

「大阪ヘルスケアパビリオン」では、ミライの入浴だけでなく“ミライの食”にも出会える。

それが、肉の細胞から作る【培養肉】だ。

ガラスケースの中に展示されているのは、縦9cm×横15cmサイズの培養肉、厚さは約1.5cm。1枚は霜降りで、もう1枚は正方形の赤身と脂身が交互に配置され市松模様になっている。

『大阪大学』大学院 工学研究科 松崎典弥教授
“生きた牛から細胞を取って増やして、3Dプリンターで筋肉と脂肪を作る”。そうやって霜降り構造を作る」

開発の背景にあるのは「プロテインクライシス」。近い将来タンパク質の需要が供給を上回り、世界中で食肉などの奪い合いが起こるかもしれないと専門家が警鐘を鳴らしている。

松崎教授
「急に今あるお肉が全部なくなって、全部培養肉に変わるということはないと思う。今までのお肉はありながら代替肉の植物ミートもあって、培養肉もあってと消費者がどれを選ぶか」

【培養肉】は、脂身と赤身の割合を調整して作ることができ、将来は「鉄分」や「ビタミン」などといった栄養成分の調整も可能になるというが、播摩キャスターが気になったのは“コスト”だ。

松崎教授によると、2030年の商品化スタートを目指していて、試算では「100g4500円」を考えているという。

播摩キャスター
「高級肉とトントンぐらいの価格。これまでの肉か培養肉か、それとも代替肉かと選べる時代が来る」