兵士の防寒着 イヌの毛も
資料館では、戦時中の兵士や庶民を映し出すおよそ1000点の資料が展示されています。

RKB 奥田千里記者
「戦時中に使われていた防寒着ですが、ヒツジやヤギの毛のほかに家庭で飼っていたイヌの毛も使われていたようです」
少なくとも4頭分の動物の毛が使われたとされるこのコート。
極寒の地で戦うこともあった兵士たちにとって欠かせないものでした。

その中でイヌの毛は、国民が物資を政府に差し出す「供出」で集められたものだと考えられています。
ペットとして家庭で飼われていたイヌが国の物資のため、命を奪われていたのです。
兵士・庶民の戦争資料館 武富慈海 館長
「これくらいの木刀があるやろ。これで鼻のところにバーンと一撃を食らわせると死んでしまう。やむなく渡してその後帰る時に鳴くわけですよね、殺されるからイヌの悲鳴が」














