岡山県吉備中央町の浄水場で高濃度の有機フッ素化合物PFASが検出された問題をうけ実施された血液検査の分析に関連し、誤った認識が広がりかねないとして、住民の有志が町に情報発信の軌道修正を求めました。

吉備中央町の円城浄水場で高濃度の有機フッ素化合物、PFASが検出された問題を受け、町は希望する住民に公費で血液検査を実施しました。町から分析の依頼を受けた岡山大学大学院の頼藤教授は、今年5月『暫定』の結果報告として「健康指標に明らかな関連は見られなかった」などとした上で、「解析の継続・詳細な分析が今後も必要」と説明していました。

しかし、「健康への影響なし」と結論が出たかのような情報が一人歩きしているとして住民の有志が町に情報発信の軌道修正を求めています。

また、血液検査の分析についても対象の拡大や方法の見直しを求めていくということです。

なお、吉備中央町は、ホームページに分析結果は、「健康への影響がないと断定するものではない」という内容の補足説明を掲載する予定だということです。