ロシアのウクライナ侵攻後、初めての対面での米ロ首脳会談が開かれましたが、3年を超える戦闘の停止につながる合意には至りませんでした。中継です。
会談を終えた両首脳は共同記者会見に臨みました。そこでトランプ大統領が語ったのは、「合意できなかった」との言葉でした。
アメリカ トランプ大統領
「我々は(停戦の)合意に達しなかったが、大きなチャンスがある。残っているのはごくわずかな点だけです」
会談後、「平和の追求」と大きく書かれたボードの前に並んで立ったトランプ大統領とプーチン大統領。共に「停戦を目指す」姿勢をアピールする狙いがあったとみられますが、停戦の合意に近づくことにはできませんでした。
ロシア プーチン大統領
「ウクライナ問題の解決が安定的かつ長期的なものとなるためには、危機のすべての根本原因を取り除かなければならない」
一方、プーチン大統領は従来の強硬な主張を変えませんでした。停戦合意は先送りにしながらも追加制裁をかわすことができた形です。
今回の会談は異例づくめの会談となりました。軍事侵攻を行うロシアの大統領をアメリカに入国させての会談。その上、アメリカ軍基地に赤いじゅうたんを敷いて歓迎し、大統領専用車「ビースト」で会談場所に送る厚遇ぶりでしたが、期待した成果は得られませんでした。
いつも首脳会談では記者の質問に答えるトランプ氏が、今回は記念撮影の場面、記者会見でも普段の饒舌さはなりを潜め、固いを表情を浮かべて、質問を受け流す姿が目立ちました。
ロシア プーチン大統領
「次回はモスクワで」
アメリカ トランプ大統領
「それは興味深い。ちょっと批判を受けるかもしれないが、可能性はあるかもしれない」
プーチン大統領の誘いにもはっきりと、イエス、ノーを示せず、いつものトランプ氏との違いが際立つ結果となりました。
(Q.停戦に向けた進展がなかった会談となりましたが、今後はどのような展開が考えられるでしょうか)
会談後、トランプ大統領はFOXニュースのインタビューに答え、「非常に有意義な会談だった」としつつも、今後について「どうなるかはまだ分からない」と話しました。トランプ氏自身が展望を持てていないことを明らかにしたかたちです。
トランプ氏は会談後、ウクライナのゼレンスキー大統領やヨーロッパの首脳に会談の内容を速やかに報告するとしています。アメリカ一国で対峙するのではなく、他国と連携する選択肢を持てるかが問われているといえます。
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