■リスクが1.52倍高く

まず、頻回(週3回以上)なラーメン摂取は、高BMI、喫煙、飲酒、糖尿病、高血圧との関連が認められたとしています。

その上で背景因子の調整後の解析結果として、全体として統計的な有意性は得られなかったとしながらも、週3回以上の摂取群では死亡リスクが1.52倍高い傾向が見られたということです。

さらにサブグループの分析によると、特に70歳未満、アルコール摂取、スープを半分以上飲む群では死亡リスクの上昇がみられたとしています。

研究グループはこの結果から「ラーメンは日本文化の一部ともいえる食品ですが、状況によっては、ラーメンの頻回な摂取は、食塩の過剰摂取を通して、健康に悪影響を及ぼす可能性があります」などとしています。

加えて「国民食ともいえるラーメンを楽しむ際には、頻度やその食べ方に気をつけることの必要性を示しています」としています。

ラーメンに限らず、どんな物も過度に摂取するのはよくありません。健康に留意しつつ、適度においしく楽しみたいものです。

※サムネイルは山形大学本部がある小白川キャンパス