そばの最後の1本取りにくい すだれにフィットの解決策
南波雅俊キャスター:
色々な食べ物の“最後の一口”を、残さず食べきる解決法です。

【そばの“最後の一口”問題】
ざるそばが盛られた“すだれ“に、1本だけ麺がフィットしてしまい、箸で取ろうとすると、麺がちぎれたり、なかなか取れないという経験をした方も多いと思います。
そば店「神田 尾張屋本店」のオーナーに解決策を聞いたところ「箸をすだれに対して垂直に、すだれを少し押すようにすると麺をつまむことができる」ということです。
ストロー飲料 最後の一口 ズズズ音解決策を発見?

南波キャスター:
【ストローで飲むドリンクの“最後の一口”問題】
ストローで飲むタイプのドリンクは、底に溜まっている飲料を吸いきるとき、ズズズっと音がなったり、最後まで飲めないことがあると思います。
番組スタッフの情報によると、ストローを垂直に入れるのではなく、なるべく端から斜めに入れると、ストローの先端の鋭角な部分がカップの側面にフィットするので「ズズズ」という音を最小限に抑えて飲み切ることができるということです。
皿に残る最後の1個問題 青森では英雄になるチャンス

南波キャスター:
お皿の上に一つだけ残った食べ物を「遠慮のかたまり」と言うことがありますが、これは明治時代の道徳の教科書に記載されていた表現なのだそうです。
日本人は昔から「最後の一つは取れない」という国民性があったようです。
京都先端科学大学 丸田博之特任教授、明治大学 齋藤孝教授によると、全国的に様々な呼び方があるようです。
▼青森・津軽地方「津軽衆」
▼関東「関東の1つ残し」
▼大阪「遠慮のかたまり」
▼熊本「肥後のいっちょ残し」
▼佐賀「佐賀んもんのいっちょ残し」
青森県では「津軽衆」と呼ぶそうなのですが、齋藤教授によると「明治以降、思慮深い人の事を『津軽衆』と呼んでいたので、そんな風な呼び名がついたのではないか」といいます。

そんな中、最後の1つに箸をのばし、勇気をもって食べた人は「津軽の英雄」と言われるそうです。