終戦から80年となったきょうも、遺骨すら日本に帰れずにいる戦没者たちがいます。福岡市に住む女性は、太平洋の島国・パラオのペリリュー島で戦死した祖父の遺骨を、今も探し続けています。

激戦の地 パラオ共和国・ペリリュー島

福岡市からおよそ3000キロ南の太平洋に浮かぶ、パラオ共和国のペリリュー島。

太平洋戦争中は日本が統治していましたが、戦争末期の1944年9月15日にアメリカ軍が上陸、日本軍守備隊と激戦になりました。

2か月以上に及んだ戦いで、日本側は1万人以上が戦死しほぼ全滅しました。