34歳で亡くなった”とされる”天野国臣さん

そのうちの1人、第14師団戦車隊の隊長・天野国臣さんは、今の福岡県那珂川市の出身でした。
元々、旧満州に配属されていましたが、南方の戦況が悪化したことを受けペリリュー島へ。

アメリカ軍が上陸した次の日、戦車隊を率いて戦い34歳で亡くなったとされています。

天野国臣さんの孫 城戸利子さん(54歳)
「祖母が『南の島に行ってくる』『おじいちゃんに会ってくる』って言って出かけていったのが、最初に知るきっかけ」

天野さんの孫・城戸利子さんは、10年前に上皇ご夫妻がペリリュー島を訪れ戦没者を慰霊されたことがきっかけで、次の年に自らも島を初めて訪問しました。

その後、日本人戦没者の遺骨収集に参加するようになり、今も見つかっていない天野さんの遺骨を探し続けています。