きょうで、終戦から80年となりました。

山形市では平和を願う鐘を打ち鳴らし、戦没者への冥福を祈りました。

山形市では毎年この日、終戦の日に合わせ、平和を祈る鐘「千年和鐘(せんねんわしょう)」を打ち鳴らしています。

山形市役所前で行われた式典には、市の遺族会や関係者が参列し、戦没者の追悼と平和への祈りが捧げられました。

会場には、平和への願いを込めた千羽鶴が飾られ、静かに降る雨の中、参列者は鐘を打ち鳴らし、祈りを捧げていました。

1歳の時に父が出兵し戦死した 菊池津也さん(84)「赤紙1枚で招集されたわけだが、戦争を絶対やってはならないし、人ひとりを殺すわけですからね。お互いの殺し合いですから、戦争ほど惨めなものはない。やっぱり争いが起きない、そういうふうな日本をつくっていってもらいたい」

山形市遺族連合会によりますと、高齢化などによって、会員の数は年々、減っています。

戦争当時を知り、語り継ぐ人が少なくなっている中、風化させず、次の世代に思いをどう伝えていくのかが課題となっています。