「ぎゅうぎゅう詰めの状態」大阪メトロが運転見合わせ…会場からの帰宅ラッシュ直撃

 万博会場のある夢洲は、大阪湾を埋め立ててできた人工島。周りは海に囲まれ、鉄道は大阪メトロ中央線しかありません。夢洲駅では、入場規制が行われ万博からの帰宅困難者が続出する事態に。

 万博会場のライブカメラを見ると、13日午後10時ごろの東ゲート付近は人はまばらですが、時間が経つにつれ、みるみるうちに帰宅困難者が増加。1時間後の午後11時ごろには多くの人で埋めつくされました。現地にいた人は…

 「運ばれている人も何人かいますね、さすがに。警察とケンカしている人もいれば駅員とケンカする人もいるという感じ」

 帰宅困難者の中には疲れ切って寝てしまう子どもたちの姿も。

 「ぎゅうぎゅう詰めの状態で、蒸し風呂みたいな状態になって、気分が悪くなって大変ですわ。子ども連れていたら」

 夜になっても30℃近い暑さで飲み水を汲みにくる人もあとを絶ちません。この事態に大阪府の吉村洋文知事はSNSで…

 (吉村知事のXより)「大阪メトロ代替輸送バス16台で桜島駅に輸送。タクシーも引き続き夢洲へ集まってもらうとりうる手段をとっていきます」

 代替輸送や終電の延長などを投稿しました。

 現場にいた人によると、各社のバスも駆けつけ帰宅困難者をピストン輸送していたといいます。