「寝る時もずっとぼそぼそしゃべりながら練習した」いよいよ本番当日

そして迎えた当日。

「戦時中の子供」を演じる小学4年生
「まあ緊張します!大きな声を出す気持ちでみんなにちゃんと思いを伝えていきたいです」

腹ごしらえをしたあと、本番直前まで練習を重ねます。

「大佐」を演じる大学2年生
「寝る時もずっとぼそぼそしゃべりながら練習していました」

いよいよ本番、緊張した面持ちで舞台袖へむかいます。

「頑張るよー」「緊張してもいいけん声出して」

緞帳があきました。

物語は「現代の学校」から そしてー 米兵を処刑する場面に

物語は、現代の学校の平和授業から始まります。

語り部としてやってきた男女2人が、幼いときに経験した福岡大空襲の悲劇を振り返るものです。

そして物語は、空襲で家族を失い悲しみと怒りから米兵を処刑する場面に。

「今から米兵どもを処刑するんだと。あそこを見てみろ、いるだろ、にっくき米兵どもが。うちの家族だって・・・処刑されて当然たい!」

「今この時より処刑する!」

「お父ちゃんをかえせー!かえしてよ!」

「ばあちゃんを姉ちゃんを妹たちを母ちゃんをかえせー」

劇の肝となるアメリカ兵の処刑シーンも演じきり、大きな拍手とともに舞台は幕を閉じました。