被害だけではなかった 福岡大空襲をめぐる歴史とは

1945年6月19日の福岡大空襲。

死者・行方不明者はあわせて1146人にのぼります。

空襲の翌日、旧日本陸軍の西部軍は、墜落したB-29爆撃機に搭乗していた兵士を処刑したほか、九大生体解剖事件などであわせておよそ40人のアメリカ兵を殺害しました。

この中でも空襲翌日の処刑のシーンを加えた今回の舞台、登場人物の入り乱れた心境を演じなければならず子供たちにとってはかなり難しいテーマです。

指導する職員
「空襲でどれだけ福岡のまちが悲惨な目にあったのか、それだけではなくて空襲の翌日には被害を受けた自分たちも新たな加害を生み出してしまったところをしっかり伝えながら」