突然、モバイルバッテリーが発火する事故が相次ぐ中、この危険な状況をどう防げばいいのでしょうか。国は新たなルールをつくることになりました。

提供 NITE

車内に置いてあったモバイルバッテリーが突然、爆発する様子を捉えた映像。工業製品などの安全性を調べるNITE(ナイト)の調査によると、リチウムイオン電池を使った製品の事故は気温が上がる夏場に多く、月別にみると8月が最多です。

特に炎天下に停めた車の中は温度が60℃にまで上昇。モバイルバッテリーは3時間ほどで膨れ上がり、次の瞬間、高温で異常反応を起こし、発熱・破裂・発火のおそれが。

(NITE 宮川七重 課長)
「暑い所に放置しない、直射日光が当たる所に放置しない、安全に使っていただければ」

ことし1月、韓国・プサン近くのキメ空港では離陸準備をしていた旅客機から激しい炎が吹き上がりました。この原因はモバイルバッテリー。この事故を受け、機内持ち込みのルールが厳しくなりました。