製造メーカーや輸入業者に回収を義務付けへ

そこで、名古屋市ではリチウムイオン電池などが他のごみと混在するのを防ぐため、3年前から「電池類」として別に収集しています。こうした効果もあって北名古屋工場では、以前は年間45件発生していたモバイルバッテリーが原因の火災は去年2件にまで減りました。

(名古屋市環境局作業課 富樫穣 課長補佐)
「(Q:膨れ上がっていてもゴミに出していい?)こういったものも(電池類として)収集している」

そして国もリチウムイオン電池による火事を防ぐため、新しいルールをつくることに。リチウムイオン電池を内蔵したモバイルバッテリー・携帯電話・加熱式たばこ機器の3品目について今後、製造メーカーや輸入業者に使用済み製品の回収を義務付ける方針を決めたのです。

(名古屋市環境局作業課 富樫穣 課長補佐)
「自治体としても現在の電池類の一括収集とか取り組みを継続していきたい。こういう時期なので熱を帯びて破裂することもあると思うので(異変を感じたら)速やかに電池類として捨てた方が良いかと思う」

提供 NITE

ハンディファンなどは現時点では義務化の品目に含まれていませんが、経済産業省は「ハンディファンなどについても、発火事故などの調査を踏まえつつ、回収の義務化を検討する」としています。