知事 「県民から不審に思われないよう対応する」

この問題について、服部誠太郎知事は14日、「信頼性を損ないかねない極めて重大な問題だ」と述べました。

福岡県 服部誠太郎 知事
「公共事業の用地補償については土地の状況を正確に把握して県の基準に乗っ取って適正な価格を算定すべきものであります。しかし今回は土地の状況を正確に把握せずに2回にわたって提示額を変更する最終的な買収価格も近隣の土地に比べて著しく高かった。これはやはり公共事業の用地買収について信頼性を損ないかねない極めて重大な問題であると思います。この件については、第3者を入れてまた地権者のかたご同意もいただいていますので県として改めて算定をし直し、適切に対応をとっていきたい。今後このようなことがないように、そもそも5000万以上の件は本庁で審査をすることになっていますが、それ以下のものについても、今後いろんなケースがありますから協議が必要なものは本庁で適切に協議していく。本庁もしっかりと指導を行う、そのようなことを徹底していく」

記者「不適切だった?」

福岡県 服部誠太郎 知事
「もちろんです。適切ではない。今後再発を防止する上でも、しっかりとした対応をとっていきたい。担当者のいろんな事情もありましょうけれど、公共事業の用地補償の信頼性というものを欠いてはならない、県民の皆様から不審に思われることのないように、県としてもしっかりと対応していきたい」