あらゆるものの値段が高騰している中、最大6割引きで超おトクになる“ギフト解体セール”が開催されています。安く販売できるのは、一体、なぜ?

人気のイベント!最大6割引きの「ギフト商品解体セール」

出水麻衣キャスター:
松坂屋上野店で8月13日~25日まで「食品大特価市」というイベントが行われていて、約1500種類・18万点の商品が最大6割引きになっているということです。

例えば、香川県産の小麦を使っている「讃岐うどん」が約6割引きの216円。「スイカサイダー」も約6割引きで1本54円と激安で販売されています。

現場の様子を取材してきました。

オープンと同時に人だかりができていたのは、お中元などの余剰在庫が激安になる「箱物ギフトセットコーナー」。

70代女性
「いくらになるかわからないので、10万円持ってきました」

60代女性
「メインはコーヒーが欲しかったのと、調味料は重たいでしょ、日常持って帰ってくるの。だからこういうときにまとめて(買う)」

出水キャスター:
9月に値上げされる「油6本セット」が半額の1620円。そして、「ジュース24本」が半額の1620円です。

他にも、賞味期限が近いという理由で、パスタソース「永谷園 パキット ジェノベーゼ」は約6割引きに。
そして、「ハインツ トマトケチャップ」は在庫が多すぎるため半額と、お安くなっていました。

安くできる背景に「客・取引先・百貨店の“三方よし”」

出水キャスター:
なぜここまでギフト商品を安くできるのでしょうか。

「お中元・お歳暮は感謝の気持ちを届けるもの」で多くの方が利用しているということです。そのため百貨店側としては「売り切れは避けたいので、ギリギリまで受注・生産」をしています。

ただそうすると、「どうしても一定数の在庫が残ってしまう」。その残った在庫を「無駄にしない、なおかつ、生活応援の気持ちで安く提供している」ということです。

さらに、松坂屋上野店の担当者は「少しでもお買い得に提供することで、お客様・お取引先・百貨店の“三方よし”となるようにと考えております」ということです。