「やりたくない仕事だが誰かがやらなくては…」

(矢田石材店 矢田敏起 代表)
「元・墓石を砕いて砕石にした状態のもの。(大きさは)約2~4センチ。道路の舗装の下の路盤材や下地材として使われている。硬いから角が出てタイヤがパンクする可能性があるから、表面には出ないところに使ってもらっている」

矢田代表によると墓石のリサイクル事業を行うのは、愛知県内ではここだけ。平均的な墓石の重量は1基1トンから2トンで、その処分費は1トンあたり9900円です。こちらで去年7月から、ことし6月までにリサイクルしたのは4600トンだったということです。

矢田石材店 矢田敏起 代表

(矢田石材店 矢田敏起 代表)
「自分たちが大事につくってきた墓石を砕くことは、やりたくない仕事だが、誰かがやらなくてはいけない。お墓を持つことに躊躇(ちゅうちょ)する人も減って、循環していく世の中になればいい」