13日午前、大分県津久見市にある保戸島沖の海上で、ヨットと砂利採取運搬船(「第三十八さだ丸」492トン・全長64.71メートル)が衝突する事故がありました。これまでに男性1人が心肺停止の状態で救助されましたが、その後死亡が確認されました。
大分海上保安部によりますと、13日午前8時15分ごろ、砂利採取運搬船の船長から「保戸島の東沖合の海域でヨットと衝突した。衝突したヨットには複数名乗船していたようだが詳細は不明。ヨットは沈んだ可能性がある」と通報がありました。

大分海上保安部が行方不明者の捜索にあたり、午前10時ごろに男性1人を発見し、救助しました。
見つかったのは、大分市に住む医師の山本真さん(70)で、心肺停止の状態で搬送されましたが、その後死亡が確認されました。
山本さんは今年8月10日に大分県佐伯市で開催された佐伯市長杯クルーザーレース大会に出場。大会主催者によりますと、山本さんは13日午前6時半ごろ、市内の港から1人でヨットに乗って出港する姿を目撃したということです。
大分海上保安部は、船の乗組員から事情を聴くなどした結果、ヨットには山本さん以外に乗船者はいないと判断し、日没をもって捜索を終了。引き続き事故の原因を調べています。