暴力など野球部内の不適切な行為をめぐる情報がSNSで大きく取り上げられる中、広島代表の広陵高校が夏の甲子園大会への出場を辞退しました。

広陵高校の会見(堀正和校長)「各方面の皆様に多大なご迷惑ご心配をおかけしましたこと深くお詫び申し上げます。誠に申し訳ございません。」

広陵高校は午後、兵庫県内で会見し、2回戦以降の出場辞退を表明しました。広陵高校硬式野球部では、1月に部員間での暴力行為が発生し、再発防止策を策定。3月に日本高野連から厳重注意を受けるなどしていました。

さらに、監督から暴力を受けたなどとする別の情報が、初戦後にSNSで広がりました。

広陵高校ではこうした事態を重く受け止め、出場を辞退したうえで速やかに指導体制の抜本的な見直しを図るとしています。

一方で、SNSでは事実と異なる内容や関係ない生徒への誹謗中傷が発信されていると強調しています。

広陵高校の会見(堀正和校長)
「登下校で誹謗中傷を受けたり追いかけられたり寮で爆破予告があったり」
「校長として生徒教職員、地域の方々の人命を守ることは最優先することだということ」