今月8日に記録的な大雨で特別警報が出た鹿児島県本土では、10日夜遅くからあす11日昼前にかけ、再び線状降水帯が発生する恐れがあります。引き続き土砂災害に警戒が必要です。

8日に裏山が崩れ住宅1棟が全壊し、2人が救助された現場では、10日朝、行方不明となっていた30代の女性が、心肺停止の状態で見つかりました。

一方、姶良市と霧島市ではあわせて、およそ3万5000世帯で断水が続いています。
(住民)「トイレ、お風呂で困っている」
(住民)「けさ流れなくなってトイレが。初めての経験で驚いている」
復旧には時間がかかる見通しで、姶良市加治木地区の永原・西別府地域の復旧は今月下旬の見込みです。

こうした中、塩田知事は10日、現地を視察しました。また、自民党の森山幹事長も被害の状況を見て回りました。

奄美地方を除く鹿児島県と宮崎県では、10日夜遅くから11日昼前にかけて、再び線状降水帯が発生するおそれがあります。引き続き土砂災害に警戒が必要です。