事実上の“リコール規定” 臨時の総裁選実施も?

“続投”を前提とした議論も進む中、開かれたのが自⺠党で「特に重要な事項」を決める両院議員総会。

“石破おろし”が新たな局面を迎えたのです。

自民党 青山繁晴 参院議員(8日)
「総裁選という話がグッと前に出てきた」

石破茂 総理大臣
「真摯に謙虚に、皆様方の声に耳を傾け、拝聴させていただきたい」

今回、そこで決まった「重要事項」について、両院議員総会⻑の有村議員は...

自民党 有村治子 両院議員総会長
「今度は6条4項に基づく臨時総裁選挙。決まりはありましたけれども、1回も実践したことがないというところに移っていくというのは重いこと」

党則6条4項とは、事実上の“リコール規定”ともいわれる規定。

これまで実際に使われたことはありませんが、国会議員らの過半数の要求があれば、臨時の総裁選を実施できるのです。

今回の両院総会では、臨時総裁選の是非について、総裁選挙管理委員会で検討することを決定。

選管委員⻑の逢沢議員は...

自民党 逢沢一郎 総裁選管委員長
「自⺠党の歴史の中にこういう経験がないもんですから、よく考えてやる必要があろうかと思う。まず(議員らの)意思を確認するということ。過半数超えれば総裁選挙を行うことになるし、(過半数の要求を)どのようなやり方で意思確認するかも含め、総裁選挙管理委員会で決めなければならない」

新たなステージに移った“石破おろし”ですが、依然、決着は見通せない状況です。