浦上天主堂 双塔の鐘復活へ 蘇らせたのは アメリカの信徒

浦上カトリック信徒・森内浩二郎さん
「小さい時から聞いてたんですよ。すごいぞ、この鐘が2つ鳴ったらって」
「いつになったら2つ鳴るかな?と思って育ってきた」

鐘を蘇らせたのはアメリカの信徒でした。

「きれいだね、そう思わない?」

ジェームズ・ノーラン・ジュニアさん。祖父は原爆を開発したマンハッタン計画に参加した医師でした。

ジェームズ・ノーラン・ジュニアさん
「祖父が日本での生活について語ったことのひとつは、想像を絶する破壊だったということだ」

祖父の足跡を追っていたノーランさんと森内さんとの出会いで鐘の復元が動き出しました。

森内浩二郎さん
「左側(の鐘楼)が空いてるから、ここに鐘を寄贈されたらどうですか?と言ったんですよ。グッドアイデアって」

ノーランさんは全米をまわって講演。600人を超えるアメリカ市民から1800万円に上る寄付が集まりました。